先生が教えてくれないこと
先生は、知っていることしか教えられません。
「どうして勉強をしなくてはならないんですか?」
勉強嫌いの児童はそう思っています。
勉強が嫌いな子はきっと二種類います。
①やっても頭に入らないから面白くない。
②勉強なんてなんの役に立つんだ、と思っている。
後者の発展型もあります。
「なんの役にも立たない」と決めつけている子。
興味がないから、疑問にも思わない。「なんで?」と質問もしない。
先生から見たら、何をしに学校に来てるの?と思うでしょう。
もし「どうして勉強しなきゃいけないの?」と先生に訊いたら、どう答えてくれるでしょうか。
勉強を頑張った場合の人生
勉強をせずに過ごした人生
先生が教えられるのは、前者だけ。
人にものを教えるのは、学ばないと当然できませんが、勉強をせずに過ごした人生について知ろうとはあまり思いませんよね。
興味がないことを学ぼうとはしません。それは大人も子供も同じ。
勉強をしない子は、(その時点では)自分の将来に興味がないんです。
そしてなんとなく過ごし、気づけば面白くない暮らし。
「人生ってなんのためにあるんだろう…」そこではっと気づくんです。あの時勉強していれば…と。そこで後悔を覚えます。
この悔しさを、先生は教えてくれません。
「勉強しておいてよかった」を選んだから。
「勉強しないでいてよかった」って言葉はまず聞いたことありません、誰も。
もしかしたら、悔しさをバネにやり直しを図って教師になった人もいるでしょう。
だから、人は誰しも一度落ちる必要があるのかもしれません。
ただ、立ち上がる余力がなくてはいけません。
子供は、いろんなことに興味を持つべきです。
これは楽しい、嬉しい、そんな経験があるから、もっともっと、と貪欲になれます。
早い段階で夢を見つけた子達はうらやましい。
”どんな夢を抱いたかより 僕はどんな夢を抱かなかったか”
子供の可能性は無限大です。それが歳を重ねるにつれどんどん減っていく。
取捨選択。選び取れるものが限られていく。
小さな【嬉しい】事柄をどんどん積み重ねていってください。
【楽しい】をどんどん集めてください。
あれやりたい、これやりたい。欲張りな子になりましょう。
小学生の頃にしかできないことがあります。だからスカートめくりもどんどんやりましょう。
どんどんとは言いません。されて嫌がる人がいるし、一方では笑ってくれる人もいます。見極めが必要です。
KAT-TUNの亀梨和也は小学校の頃「スカートめくり界のエース」と呼ばれたそうです。
スカートめくりからも学ぶことはあります。例えばめくられた方は嫌な思いをしたなら対処法を考えるようになる(怒る・スパッツを履く・涙する・めくられる理由を考える)。行動を起こす男子はアイドルにもなるし、自ずと女子と接する機会も多くなる。
めんどくさいからやらない、というのは自分に負けること。
その負けは次第に自己嫌悪に繋がります。
負け続ければ人生に諦めてしまい、消極的になっていく負の連鎖が待っています。しまいにはただ生きるだけ。
成功を積み重ねていけば、成功の習慣がつきます。
そして自分を好きになる。
自分を愛することができれば、人を愛することもできます。
人を愛する自分を認められるから。
2020年5月27日 更新。