女子高生の恋の相談に乗った話
相談をいただきました。内容を要約すると、下の通りです。
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高1です。クラスに好きな人がいます。私がどんな事をしたら目を向けてくれるようになるでしょうか。
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私も彼も、クラスでは比較的物静かなグループに属しています。
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彼の性格は穏やかで優しい。悪口を言うところなんて見たことがないので、 プライドが高いわけではないと思う。
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彼には今好きな人はいなさそう。接する女子はクラスの数人と部活関係の数人のみ。
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彼とは週に1、2度日常会話をする程度。接点が少なすぎて、積極的になれない
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私には釣り合わないかも…もったいない・似合わないと考えてしまう。私に好かれてもなんとも思わないのでは…?
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イベントも誘えずじまい。なので 今度の体育祭で、一緒に写真を撮ってLINE交換してやりとりを続けたいと考えついたけれど、これはウザいですか?
以上。
実に初々しいですね。青春、うらやましい。
さて、この彼女、とても優しく気遣いのできるいい子ですね。
相手を思いやりすぎて、何も行動を起こせない。
こういう経験、自分にもあります。
・メール送りたいな
→でもこの時間だと、入浴中かな。
→その後は、晩ごはんだろうな。
→今勉強中かな?もう寝る時間かもしれない。邪魔しちゃ悪いな…
とか考えて、送れずじまい。
今考えれば、メールなんて好きなときに返せるんだし…
この女の子と同じかはわかりませんが、気を使いすぎると双方に良くないことにもなりえます。
【教訓】
言いたいことは言えるときに。
聞き飽きたフレーズかもしれないけれど、これは常に胸に刻んでおくべきことだと思います。
(この言葉を言っておけばよかった…)
と思う悔しさならまだマシです。
言う機会をなくしたあとに、言いたいことが次々浮かんでくること、これほど切ないことはありません。
常に別れを意識することはできませんが(つらすぎる)、感謝の心は常に持っていたいものです。
【未来】
さあ、この子の恋路はどうなったでしょうか。
相談に乗ったのが2016年10月、今から三年半ほど前のこと。
彼らは二十歳ですね。大学生か、社会人か…
実は、この女の子、いま隣にいます。一緒にブログ書いてます。
体育祭のときにLINEを交換しまして、そのまま仲良くなりました。
びっくりしました。ふたりとも同じ気持ちだったなんて。
こっちも気を使ってしまって…声をかけられなかった。今思えば、男の自分が声をかけるべきでしたね。彼女にはちょっと申し訳なく思っています。
あれからずっと一緒にいるんですが、当時の反省を活かし、今はなるべく彼女の思ってることを一歩先回りして行動しています。
なんて展開だったら面白いのかもわかりませんが、こうではありません。残念。
実は、行く末、わかりません。
アドバイスはしたけれどその後の展開は聞いていないので。
期待してくれた方がいたら、申し訳ない。
あの頃、応援しました。
幸せになっていたらいいと、ずっと思っています。
つづきは、月島雫と天沢聖司の恋の行方と同じように、各々の胸のうちに…
実写化とか、耳すまファンの多くは観たくないって言うだろうなぁ、と思います。
以上、余談でした。
ただの思い出日記?にお付き合いいただき、ありがとうございます。